イチョウ葉エキスは、イチョウの葉を乾燥させ、アルコールまたはアセトンを用いてフラボノイドやテルペノイド等の有効成分を抽出したものです。
このページでは、主な成分、効果、副作用などについてご紹介します。
イチョウ葉エキスの成分
[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]- フラボノイド配糖体
- テルペンラクトン
- ギンコライドB
イチョウ葉エキスの効果
主な効果は以下の通りです。
DHCの研究レビューでは、 健康な中年期~高年期の方がイチョウ葉抽出物を1日に80~180mgを摂取した場合、加齢によって低下する脳の血流を改善し、認知機能の 一部である記憶力(言葉・物のイメージ・体験を覚え、思い出す能力)の維持 や判断の正確さを向上させたと記載されています。
健常人に対する大量投与実験で、脳内α波を増加させ、記憶力を増大する結果も報告されています。
このため、痴呆症患者の注意力、記憶力低下の改善作用も期待されています。
ただし、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体 24%以上、イチョウ葉 由来テルペンラクトン 6%以上を含有の場合です。
また、 ドイツのコミッ ション E(薬用植物の評価委員会)では、記憶障害、耳鳴り、めまいの改善に対 してイチョウ葉抽出物の使用を認めています。
そのほか、以下のような効果があります。
- 脳血管型およびアルツハイマー型の両方の痴呆症の症状を改善効果
- 間欠性跛行の症状改善効果
- 頭痛の改善
イチョウ葉エキスは、頭が良くなる、痴呆防止に効果あり等のイメージで、いわゆる健康食品等に添加されえています。
イチョウ葉エキスの中のギンコライドBは脳梗塞や動脈硬化の予防にその効果が期待されています。
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副作用・注意
現在のところ、通常のイチョウ葉エキスの摂取量(120~240mg/日)では、顕著な副作用の発現はありません。
まれにですが、軽度の胃腸障害、頭痛、アレルギー性皮膚炎が認められています。
一部の製品の話になりますが、アレルギー物質のギンコール酸が含まれていたことが確認されたことがあります。
基本的にギンコール酸はほぼ除去されていますが、製品の選定には十分注意してください。
※参考:
https://www.dhc.co.jp/category/detail/32658/32658_C32_youshiki5.pdf
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/icho/pdf/02.pdf https://www.nibiohn.go.jp/eiken/hn/modules/pico/index.phpcontent_id=306&page=print.html
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20021125.pdf
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