カリウムの機能・役割と食事摂取基準

健康辞苑アイコン ミネラル

カリウム(potassium)は原子番号19、元素記号Kのアルカリ金属元素の1つで多量ミネラルに分類されます。カリウムは野菜や果物などに多く含まれていますが、加工や精製度が進むにつれて含量は減少する傾向にあります。体の維持に必要な必須ミネラルです。

 

カリウムの機能・役割

カリウムは細胞内液の主要な陽イオン(K+)であり、体液の浸透圧を決定する重要な成分です。酸・塩基平衡を維持する作用があり、神経や筋肉の興奮伝導に関わる役割も担っています。

 

カリウムの効果についてはカリウムの効果効能と不足欠乏の症状をご覧ください。

 

カリウムの食事摂取基準

カリウムの食事摂取量は以下の通りです。

 

カリウムの食事摂取基準(mg/日)(男性)

年齢等目安量(男性)目標量(男性)目安量(女性)目標量(女性)
0~5(月)400400
6~11(月)700700
1~2(歳)900800
3~5(歳)1,1001,000
6~7(歳)1,3001,800以上1,2001,800以上
8~9(歳)1,6002,000以上1,5002,000以上
10~11(歳)1,9002,200以上1,8002,000以上
12~14(歳)2,4002,600以上2,2002,400以上
15~17(歳)2,8003,000以上2,1002,600以上
18~29(歳)2,5003,000以上2,0002,600以上
30~49(歳)2,5003,000以上2,0002,600以上
50~69(歳)2,5003,000以上2,0002,600以上
70以上(歳)2,5003,000以上2,0002,600以上

妊婦の目安量は2000mg/日です。

 

※数値未入力の項目についてはデータがない、またはデータ不足のため未記載となっています。

 

カリウムを取得できる食物

果物、野菜、芋、豆類、干物などに多く含まれます。

 

カリウムが不足した場合の影響

カリウムが不足すると、脱力感、食欲不振、無関心、不安感、イライラなどの症状がでる可能性があります。また、神経や筋肉の障害など様々な症状が現れる可能性があります。

 

カリウムの不足・欠乏については以下をご覧下ください。

カリウムの不足と生活習慣病と病気

カリウムの効果効能と不足欠乏の症状

 

カリウムの過剰摂取

カリウムは多くの食品に含まれていますが、腎機能が正常で、特にカリウムのサプリメントな どを使用しない限り、過剰摂取になるリスクは低いと考えらています。ただし、腎機能が障害されている場合には摂取量に注意する必要がです。

 

カリウムの過剰摂取についてはカリウム過剰摂取による病気・過剰症を確認してください。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました