エネルギーの食事摂取基準と基礎代謝基準値

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エネルギー

厚生労働省の日本人の食事摂取基準を引用して数値をまとめました。この数値は2015年版になります。以前のものが2010年版だったので5年ごとの更新と思われます。国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を定めたものになります。

ここでのエネルギーは食事などで取得できるカロリーと考えてください。

 

エネルギーの基礎代謝基準値(男性)

年齢
(歳)
基礎代謝基準値
(kcal/kg 体重/日)
参照体重
(kg)
基礎代謝量
(kcal/日)
1~261.011.5700
3~5 54.8 16.5900
6~744.322.2980
10~1137.435.61,330
12~1431.049.01,520
15~1727.059.71,610
18~2924.063.21,520
30~4922.368.51,530
50~6921.565.31,400
70 以上21.560.01,290

 

エネルギーの基礎代謝基準値(女性)

年齢
(歳)
基礎代謝基準値
(kcal/kg 体重/日)
参照体重
(kg)
基礎代謝量
(kcal/日)
1~259.7 11.0660
3~5 52.216.1840
6~741.921.9920
8~938.327.41,050
10~1134.836.31,260
12~1429.647.51,410
15~1725.351.9 1,310
18~2922.150.01,110
30~4921.753.11,150
50~6920.753.01,100
70 以上20.749.51,020

 

基礎代謝基準値は推定値です。

 

推定エネルギー必要量(kcal/日)(男性)

身体活動レベル
0~5(月)550
6~8(月)650
9~11(月)700
1~2(歳)950
3~5(歳)1,300
6~7(歳)1,3501,5501,750
8~9(歳)1,6001,8502,100
10~11(歳)1,9502,2502,500
12~14(歳)2,3002,6002,900
15~17(歳)2,5002,8503,150
18~29(歳)2,3002,6503,050
30~49(歳)2,3002,6503,050
50~69(歳)2,1002,4502,800
70以上(歳)1,8502,2002,500

 

推定エネルギー必要量(kcal/日)(女性)

身体活動レベル
0~5(月)500
6~8(月)600
9~11(月)650
1~2(歳)900
3~5(歳)1,250
6~7(歳)1,2501,4501,650
8~9(歳)1,5001,7001,900
10~11(歳)1,8502,1002,350
12~14(歳)2,1502,4002,700
15~17(歳)2,0502,3002,550
18~29(歳)1,6501,9502,200
30~49(歳)1,7502,0002,300
50~69(歳)1,6501,9002,200
70以上(歳)1,5001,7502,000

 

身体活動レベル以下を参考にしてください。

  • 低い(Ⅰ) 生活の大部分が座位 で、静的な活動が中 心の場合
  • ふつう(Ⅱ) 座位中心の仕事だが、職場内 での移動や立位での作業・接 客等、あるいは通勤・買い 物・家事、軽いスポーツ等の いずれかを含む場合
  • 高い(Ⅲ) 移動や立位の多い仕事へ の従事者、あるいは、ス ポーツ等余暇における活 発な運動習慣を持ってい る場合

 

また、妊婦の場合は上記の推定エネルギーに以下の値を加算した数値になります。

  • 妊娠初期 +50
  • 妊娠中記 +250
  • 妊娠後期 (28 週0日) +450

 

BMI

 

目標とするBMI

年齢(歳)目標とする BMI(kg/m2
18~4918.5~24.9
50~6920.0~24.9
70 以上
21.5~24.9

 

目標としているBMIの数値はあくまで参考値です。上記は死亡率、死因、疾患発別発症率から妥当と思われる数値で算出されています。数値に収まるからといって安心していいものではありませんので注意する必要があります。個人差があるため、BMI は健康を維持し、生活習慣病の発症予防を行うための要素の1つと して扱うに留める程度のものと考えてください。

 

エネルギー産生栄養素バランス

エネルギー産生栄養素バランスとは、「エネルギーを産生する栄養素(energy-providing nutrients、macronutrients)、すなわち、たんぱく質、脂質、炭水化物(アルコールを含む)とそれら の構成成分が総エネルギー摂取量に占めるべき割合(% エネルギー)」としてこれらの構成比率を 指標とします。

 

エネルギー産生栄養素バランスの目標値

栄養素割合(目標値)備考
炭水化物50~65%炭水化物はアルコールを含む合計量とし、たんぱく質並びに脂質の残余として設定
脂質20~30%必須脂肪酸の目安量を保証することを目的として設定
たんぱく質13~20%高齢者では虚弱の予防の観点から、妊婦並びに授乳婦では児の健全
な発育の観点から、目標量の下の値に近づかないように特に配慮すべき

※たんぱく質、脂質、炭水化物のそれぞれの目標量の低い値の合計は 100% エネルギー にはなりません。

 

 

栄養素別の基準値については三大栄養素の食事摂取基準(炭水化物/たんぱく質/脂質)を確認ください。

 

その他の基準値

五大栄養素の基礎-エネルギーとカロリー

ビタミンの食事摂取基準一覧

ミネラルの食事摂取基準一覧

 

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