パントテン酸の過剰摂取による病気・過剰症

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通常の食品で100g当たりのパンテトン酸含量が5mgを超える食品は肝臓を除きありません。通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告は見当たりません。また、パントテン酸のみの過剰摂取で有害な影響、病気、過剰症は報告されていません。ただし、薬やサプリメントで大量に摂取する場合にはいくつかの症状が出る可能性があるため、適切な利用方法を心がける必要があります。

 

病気・過剰症について

パントテン酸のみを過剰に与えた報告はありません。基本的に水溶性ビタミンのパントテン酸は体内で水に溶けて過剰摂取しても尿として排出されます。パントテン酸を含むビタミンの投与ではいくつかの報告があります。注意欠陥障害児にパントテン酸カルシウムと同時に、ニコチンアミド(ナイアシン)、アスコルビン酸(ビタミンC)、ピリドキシン(ビタミンB6)を大量に3か月間にわたり与えた実験では、一部の者が、吐き気、食欲不振、腹部の痛みを訴えて、実験を途中で止めた報告があります。また、血友病の患者さんは出血したときに血が止まりにくくなる場合があるため注意が必要です。

 

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